評価についてpart1【問診・視診・触診】

治療介入の流れ

こんにちは。

今回は評価についてお話します。

前回の投稿では評価が大事ですよ~とお伝えしました。

なので、今回は大事な評価について一つずつ確認していきます。

問診

畏まった問診は初回に行い、患者さんの現状を確認していきます。個人的にはこの最初の問診でコミュニケーションがしっかりとれると、その後の治療は順調にいく事が多いです。

  • 疼痛部位や性質、強さ、現れ方
    1. 部位:finger sign or palm sign
    2. 性質:sharp pain or dull pain
    3. 強さ:numerical rating scale(NRS)
    4. 現れ方:安静時痛、夜間時痛、動作時痛

基本的にはこの4つは必ず聴取したいところです。

特にfinger signであれば指し示したところに問題があることがその時点で明確になるので、当該箇所のメカニカルストレスの発生機序を仮説検証していきます。

palm signの場合はその場所以外に原因がある場合があるので、そこからさらに問診を進めていき、性質や、現れ方などの情報を確認していきます。

ⅱ.性質については、鋭い痛みなのか鈍い痛みなのかを確認します。それにより、急性期なのか慢性期なのかを検討し、運動の種類や負荷量の参考にします。

ⅲ.numerical rating scale(以下NRS)は治療の効果判定の一部に用います。あくまでも主観的な数字であるため、鵜吞みにするのは良くはないです。あくまでも目安として捉えておくのがいいと思います。

ⅳ.痛みの現れ方について、安静時痛がある場合は急性期ととらえるか、もしくは炎症所見ととらえるか現病歴と照らし合わせて検討します。夜間時痛も同様に急性期もしくは、炎症所見ととらえるか病態をみて評価します。動作時痛は運動によって引き起こされる疼痛であるため、当該部位のメカニカルストレスの発生理由を評価していきます。

  • 現状の問題点は何か

患者が一番困っていることを確認します。困っていることが何なのかによって治療の方向性を検討していきます。解決可能なのか否か、どの程度で改善できそうなのか。

  • 仕事や役割の有無

骨折や術後など必要最低限の安静期間は止むを得ないですが、会社員や自営業の方は痛みや不自由さがあっても日常生活を送らなければなりません。そのため、可能な限り機能障害を改善し、不自由なく日常生活が送れるようにしなければなりません。よって仕事や役割などの聴取は欠かせないかと思います。

  • 運動習慣の有無

習慣的に体を動かされる方が痛みを訴えて整形外科を来院されることは少なくありません。正しい運動かどうかは判断が難しいところですが、運動によって機能低下を誘発している場合があります。よくある例として、over usesが考えられます。患者からしたら「そんなに運動はしていない」と言われてしまうと思います。運動療法を行うセラピストであれば、運動負荷量を考慮しているはずです。ですが、患者は運動負荷量というものは疲れたか疲れていないかで判断していると思います。細かいことは割愛しますが、この習慣的に行っている運動が原因である場合もあるため、問診の際には確認したいことになります。

  • 状態が改善したらどうなりたいのか

これはリハビリ目標(ゴール)になると思います。この目標がないと患者自身のリハビリに対する姿勢意欲が低く、exercise指導に対しても受動的で改善が乏しいものとなります。

  • 他に痛い箇所や気になっているところはないか

診察時に患者が医師にすべての症状を伝えることは思いのほか難しいと思います。そのため、リハビリの時は診察よりも長い時間患者とかかわることができるので、当該部位以外に症状があるのかを確認します。もし症状がある場合は医師に報告し指示を仰ぐといいでしょう。

視診

視診は問診時の疼痛部位の確認と併せて行ってもいいと思います。また、次に解説する触診も併せて行ってもいいでしょう。

腫脹や発赤などの炎症所見の有無を確認します。術後であれば創部の状態確認を行います。そのほか肩甲帯や骨盤帯などのアライメントを確認します。

触診

触診では患者の身体に触れてどのような状態なのかを主観的に評価します。視診の際、発赤があれば触れてみて熱感や腫脹があるのか。肩甲帯や骨盤帯のアライメントがどのような状態なのかをざっくりでもいいので触れて確認します。事前にレントゲン画像で確認し予想していれば、動かしたときにどのような動きをするのかを確認します。

まとめ

以上が初回評価の問診・視診・触診で大事なことでした。

この評価に基づいて治療を行っていきます。正しい評価が行えると何が問題なのか、何故痛みがあるのかが明確になってきます。

不安や自信の無さは患者に伝わるものです。ですが、正しく評価ができ、適切な治療ができるとセラピストとして自信を持って患者と向き合えるようになります。

例えば歩行時の膝の痛みがあったが、治療後には楽になったとき。また肩関節周囲炎と診断され腕の挙上時痛がひどく、自動屈曲90度以下の患者に対して、治療後痛みが軽減してスムーズに動かせるようになったとき。このような機能的な問題に対して一度の治療で改善することができると患者からの信頼度が増すと思います。

次回は【再現性】についてです。興味がある方は是非ご覧ください。

コメント

  1. MyBlog より:

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